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仙台支部

15年度活動報告

昨年度は日本の治安悪化を多くの一般市民が恐怖に感じた年だったと思います。日本の犯罪検挙率は現在20%程度と低く犯罪の発生そのものを少なくしていかなくてはならない時代にいると誰もが現実的に感じた年だったと思います。現在のように多くの犯罪が発生する現状では警察だけが犯罪の問題に対応するのではなく、コミュニティーの資源も活用して行かなければ犯罪の減少は不可能と考えます。なぜならば治安の維持は善良な市民に掛かっているからです。この様に犯罪が多く発生し今までのやり方では対応しきれない犯罪の発生量に対し、警察も検挙重視から犯罪防止活動に少しずつ変わってきたなと警察官のパトロール活動強化を見て感じました。

 また各地域でも防犯に対しての取り組みが多く行われました。多くの地域でガーディアン・エンジェルの設立要望もあり、今後は残念ながら都会から地方に移ってくるであろう犯罪に対し、発生そのものをなくす犯罪防止活動・犯罪減少活動を今年も強力に進めてまいります。今後日本でもコム・スタットのようなシステムを作り、犯罪の発生を分析して問題を特定し対応策を考え適切な対応を行い責任を明確化し説明責任をトップが負えばそれほど時間をかけずに犯罪の減少が可能だと考えております。

 昨年度は泉区で通り魔事件が発生し高校生の女の子が斬られるという卑劣な事件も発生しました。事件発生後速やかに現場周辺にてパトロール活動を行いましたが事件解決には至りませんでした、またその後も同じような犯行が起きています。
犯罪が発生してしまってからでは取り返せないのが犯罪被害でありますので犯罪の発生を防ぐパトロール活動をこれからも多くの地域で実施してまいります。

 国分町のピンクチラシ問題は地域の方々や中央警察署・県議会条例の成果でかなり減少しましたが、15年度は暴力団員による殺人事件が2件も発生し治安は決して良いとは言えません、誰もが安心して楽しめる国分町に戻るようパトロール活動を強化してまいります。

 外国人の犯行と思われる犯罪も全国地方都市に広がる傾向があり、宮城県も例外なく犯罪のターゲットになっております、新しいタイプの犯罪に対しても有効なパトロール活動を繁華街以外の地域で16年度は実行してまいります。

 落書き問題は昨年度多くの地域で落書きを消した後も継続的にパトロール活動や再度落書きを消すなどメンテナンスを適切に行った結果かなり減少いたしましたが通称「SHAR」は依然犯行を繰り返しておりますので昨年同様重要活動として取り組んでまいります。今年はガーディアン・エンジェルスがニューヨークで活動を始めて25年目の年になります。25年間犯罪防止活動を行ってきたニューヨークメンバー達のように私たち仙台支部メンバーもガーディアン・エンジェルスの活動をつづけてまいります。昨年の年次報告書の中で私は「無秩序」と戦っていくと書きました、今年も市民に恐怖を与えているこの無秩序に対して全力で取り組んでまいります。私たちの活動が行えるのは多くの支援者の方々の善意と日々感じております、今年度も変わらぬご支援・ご支持よろしくお願いいたします。

特定非営利活動法人
日本ガーディアン・エンジェルス仙台支部
コーディネーター 加藤 和俊



6月29日に行った仙台広瀬川(仙台大橋)での落書き消し。落書きをペンキで消すジュニアメンバーとメンバー。

平成14年度は「ブロークン・ウインドーズ・セオリー」割れ窓理論に基づく実践活動を行なった一年でした。犯罪防止研究の権威であるジョージ・ケリング博士がアメリカで市民・行政・警察と連携し、犯罪発生率を大幅に減少させ続けている、この「ブロークン・ウインドーズ・セオリー」を日本でも多くの地域で実践し、増加する一方の日本の犯罪発生率を減少させたいと思います。

昨年度はガーディアン・エンジェルス仙台支部では初めて本格的に「落書き防止活動」に取り組む事ができました。多くの方々の御協力により「We Love a クリーン仙台」と題し落書き除去活動を実施、宮城県内で多くの落書きを除去しました。 また、このようなブロークン・ウインドーズ・セオリー」割れ窓理論に基づいた活動を地域の方々と 一緒に実践できるよう、平成15年度は地域の活動に積極的に参加してまいります。

路上犯罪防止活動として従来行なっているパトロール活動の中で、昨年は特に「引ったくりの防止」に重点を置いて活動してきました。「引ったくり防止パトロール」は、仙台市内で引ったくりが多く発生している地域の榴岡・新寺・国分町などを重点的に活動しましたが、平成15年度は多賀城・塩釜・岩沼など、仙台市内の次に路上犯罪の多く発生している地域にも路上犯罪防止活動を展開します。
また同じに市民の方々が犯罪の被害に遭わないよう啓発活動を行います。

宮城県内においての暴走族の無法ぶり・凶暴化は県民の許容の限度を当に超えています。このような少年達のエネルギーを良い方向へ導くよう、積極的に 昨年度は関わって参りました。15年度はさらに深刻化するであろう暴走族やチーマーの若者に関わって行きます。

仙台市内の落書きの除去はずいぶん進みましたが私たち日本ガーディアン・エンジェルスや市民の方々が除去するのと同じくらいまた書かれているのが現状です。この問題は引き続き今年度も力をいれて参ります。


ジュニアの活動状況

イベントに参加するロッキー君
(私どものマスコット)

『無秩序』
私は今年、市民に対し恐怖を与える無秩序と闘っていきます。路上犯罪防止活動を進める中で、どの地域でも問題は『無秩序』であると感じております、秩序ある安全で安心な地域を取り戻すため、皆様方の御支援・御協力お願いいたします。


平成15年度もガーディアン・エンジェルス仙台支部の活動に御支援よろしくお願いします。

新年度パトローラー募集中 

特定非営利活動法人
日本ガーディアン・エンジェル仙台支部





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